「在沖縄米海兵隊の矢臼別移転実弾演習に反対する」全道総決起集会が開催されます。
掲載日:2017.10.26
「在沖縄米海兵隊の矢臼別移転実弾演習に反対する」
全道総決起集会
日時:2017年11月11日(土)10:00〜12:00
場所:釧路センチュリーキャッスルホテル 3階「鳳凰の間」(釧路市大川町2番5号)
*地図 https://goo.gl/maps/DX5pie34CZx
主催:連合北海道、北海道農民連盟
共催:連合釧根地協、釧路地区連合
<第1部>講演会「沖縄基地の虚実」(琉球新報 政治部記者 島袋良太さん)
<第2部>全道総決起集会
<第3部>釧路市内をデモパレード(予定)
防衛省は、在沖縄海兵隊の矢臼別移転実弾演習について、11月27日から12月7日までの期間に実施されることを発表しました。
この訓練は、在日米軍専用施設面積の約75%が沖縄県に集中するなか、米海兵隊のキャンプ・ハンセン基地における沖縄県道104号線越えの実弾射撃訓練が、沖縄県民の生活に多大な被害、負担を強いていることを理由に、我が国政府が米国との協議の上、1997年度から北海道など全国5カ所で強行してきたもので、これまで15回実施されています。
私たちは、沖縄の「痛み」を分かち合うことは否定していません。
しかし、その絶対的な前提条件であり、沖縄県における米軍基地の集中による重圧が県民に大きな負担を強い、県民生活のみならず、生命や人権さえも脅かされている現状を打破する唯一の道は、「在日米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本見直し」しかありません。
しかし、政府は、こうした核心問題には全く手をつけず、沖縄の被害の拡大である移転訓練を強行するだけでなく、実施に当たっての「沖縄と同質・同量」との約束を反故にし、沖縄でも実施されなかった夜間訓練を実施、さらに演習参加兵員並びに射撃数の拡大など明らかに移転訓練の固定化と基地の拡大強化を図ってきています。北海道・地元自治体も国に対し、演習の固定化に反対し、夜間訓練の中止や住民生活の安全のための諸対策を求めています。
また8月には、多くの道民が反対する中、矢臼別を含む北海道の3つの演習場で3千人もの米海兵隊と自衛隊が参加する大規模な日米共同訓練が実施され、開発段階から事故を繰り返し、訓練直前にも墜落事故を起こしたオスプレイが訓練に参加するなど、平穏な日常生活、そして酪農や畜産業に多大な被害をもたらしています。
さらに北方領土に隣接する地での演習は、現地周辺の緊張をいやが上にも高め、領土問題の解決と言う国民の悲願達成に向けて様々な努力が行われている中で、政府自身がこれを大きく後退させるものです。
このようなことから、連合北海道・北海道農民連盟が、釧路市において全道総決起集会を開催することとしましたので、ご案内いたします。