主権は国民!選挙で意思表示しよう!=連合北海道「第1回憲法学習会」
掲載日:2016.04.05
3月30日、札幌市・ホテルポールスター札幌で、第1回「憲法学習会」が開かれ約110人が参加した。
主催者の岡島・連合北海道副事務局長は「2ヵ月に一度、憲法学習会を開いていく。平和・軍縮にむけた取り組みを強化するためにも学習を深めていこう」とあいさつした
その後、上田文雄・弁護士(前札幌市長)が「憲法のイロハ~民主主義と立憲主義」と題して講演した。
上田弁護士は「憲法とは、国民の基本的人権(生命・自由・財産)を守るため、国家権力を制限規制する規範である。権力の暴走を防ぐために三権分立があり、それが立権主義の根本だ」としたうえで、「三権分立(権力分立)の規程のない国は、憲法を持っていない国といえる」と強調した。
また、「戦後70年、日本は戦争を放棄し、自衛隊を戦地に出すことなく、『殺されることも、殺すこと』もなかったが、その歴史が覆されようとしている。私たちの任務は、安保法制や集団的自衛権の問題点を明らかにさせて、無茶をする政権を止めるため立ち上がることだ」と呼びかけた。
最後に、「政治を変えたいという思いを実現するためには、選挙という手段でしかできない。主権者は国民であることを自覚するのであれば、必ず選挙に行って、意志表示をすることが大切だ。平和主義・憲法を守るため力をあわせてたたかおう」と訴えた。