北朝鮮の弾道ミサイル発射に強く抗議し、 弾道ミサイル実験の即時停止を求める談話(連合北海道)

掲載日:2017.08.30

連合北海道が「北朝鮮の弾道ミサイル発射に強く抗議し、 弾道ミサイル実験の即時停止を求める談話」を発出しましたのでお知らせいたします。



2017年8月29日

北朝鮮の弾道ミサイル発射に強く抗議し、 弾道ミサイル実験の即時停止を求める談話

日本労働組合総連合会北海道連合会

事務局長 杉 山 元

 北朝鮮は、8月29日早朝、平壌近郊から弾道ミサイルを発射した。ミサイルは北海道上空を通過、襟裳岬の東1180キロの太平洋上に落下した。
 北朝鮮は昨年以降、これまでにないペースでミサイル実験を繰り返している。度重なるミサイル発射の強行は、国連安全保障理事会の決議に違反し、東アジア地域における核やミサイルの脅威を一層深刻なものとしている。

 連合北海道は北朝鮮に対し、国民・道民の命と暮らしを脅かし、国際平和を危うくする、弾道ミサイル発射に強く抗議する。

 弾道ミサイルが落下した襟裳岬沖の海域は、漁船が操業する付近であるが、落下時に直近で操業していた漁船はなく、幸い船舶などに対する直接の被害は確認されていない。しかし、このままミサイル発射実験を続ける限り、わが国および国民に被害が及ぶ危険性が高まるばかりか、いたずらに地域の緊張を煽ることで軍事的衝突の脅威が現実化しかねない。連合北海道は、北朝鮮に対し、核実験や弾道ミサイル計画に関するすべての行動の停止と、国連安保理決議の完全履行を強く求める。

 一連の経済制裁や軍事的な圧力で北朝鮮を翻意させることはもはや困難であるといわざるを得ない。
 連合北海道は日本政府に対して、国際社会との連携により、一刻も早く北朝鮮との直接対話による危機回避の道を開くよう強く求める。同時に、「ミサイル実験の即時停止」「核開発の完全放棄」「日本人拉致被害者の早期解放」など、北朝鮮にかかわる諸課題の早急な解決をめざし、国際社会との結束した取り組みを要請する。

以上