米艦船の入港は、小樽市民の努力を踏みにじるもの=米ミサイル駆逐艦『ラッセン』小樽港入港抗議集会
掲載日:2013.02.04
2013年2月1日(金) 、小樽市・JR小樽駅前で「米ミサイル駆逐艦『ラッセン』小樽港入港抗議集会」が開かれた。
米海軍第7艦隊のイージス艦「ラッセン」が2月4日(月)から8日(金)まで小樽港に入港することが明らかになり、取り組みの一環として標記行動が実施された。
連合北海道小樽地区連合会(磯野代表)、連合北海道(林代表代行)、北海道平和運動フォーラム(中村代表)、小樽市議会議員(斎藤市議)が、「日米地位協定」「親善及び友好」を口実とした度重なる米艦船の入港は、商業港である小樽港の軍事的利用を常態化させるもの。小樽市は「核廃絶平和都市宣言」を制定し、「歴史と文化の街・小樽」を築きあげた小樽市民の努力を踏みにじるもの。また、日米間の「核密約」が明らかになり、これによれば核兵器を積載した米艦船の日本国内の港湾への寄港を「事前協議」の対象外としてきたことになる。これは、これまで政府・外務省が「事前協議がないので核持込みはない」などと繰り返し回答したことが、自治体及び国民をだました虚偽であったことになる。また、沖縄での凶悪犯罪を受け、第7艦隊は現在、「夜間外出禁止令」の継続中であり、たとえ「親善及び友好」としても入港を自粛するのが当然。この抗議行動は非常に小さい抵抗運動だが、沖縄の市民・高齢者は毎日米軍基地前では”わしらは権力を持っていないが正義感は持っている”と訴え、オスプレイなどに対してこのような抵抗運動が行われている。政府・外務省という権力者に対する小さな抵抗ではあるが、我々もその志に共鳴し運動を継続していこう」といった趣旨でそれぞれあいさつした。
最後に「団結がんばろう」と抗議の志を共鳴し、抗議行動終了・閉会となった。