【青年部】自分の意見を持つことが大事=第60回道北青年学生平和友好祭典 兼 11.23全道青年女性学習会
掲載日:2024.11.28
11月22~23日、天塩町・社会福祉会館で9年ぶりとなる「第60回道北青年学生平和友好祭典」が開催された。この集会にあわせて「11.23全道青年女性学習会」を本祭典の一コマとして組み入れ、全道から延べ約150人の仲間が参加した。
基調講演では、「幌延闘争の歴史と現在の課題」と題して、核廃棄物施設誘致に反対する道北共闘連絡協議会共同代表である森次敬一浜頓別町議会議員(道本部組織内議員)から講演を受けた。
森次町議は、40年間続いている幌延闘争の歴史を語りながら、「道北共闘連絡協議会は、幌延闘争の火を絶やさないため、道北共闘連絡会議として深地層研究センターの所長に申し立てを行ったが、中間管理職の所長のため、私たちの思いが届くのが難しいのが現状にある」とした一方で、「宗谷管内の首長に話を聞くと、核廃棄物施設があるだけで、漁業などへの風評被害が懸念されるため、核廃棄物施設はいらないと思っている。核廃棄物施設の建設よりも、地元の第一次産業を守り町を発展させていくことが重要との意見も聞こえてくる。幌延町にも若い人で加工産業で盛り上げていきたいとの思いを持っている人もいる。第一次産業から第二次産業の活性化に上手くいっている自治体例もあることから、幌延町としてもしっかり考えてもらう必要がある」と強調した。
参加者は引き続き、「11.23幌延デー全道集会」にも参加。デモ行進ではプラカードを持ちながら「幌延深地層研究所反対」「原発反対」などを訴えた。
紋別市労連 新岡 大貴さん
電気代が安くなるなら原発は稼働してもいいと思っていたが、核ゴミの処理方法の説明や寿都の町民の会の講演を受け、発電してから処理に至るまでを踏まえて考えなければいけないと感じた。ただ、火力やグリーンエネルギーなど原発に代わる電力は、安定的な供給ができない等問題もあることから早急に反原発と決めるのではなく、多角的な視点を持って原発を考え、自分の意見を持つことが大事だと思った。