過酷な労働が患者にもたらす影響=北海道医療20周年

掲載日:2013.08.19

8月17日、北海道医療2013ナースアクション全道総決起集会と結成20周年記念レセプションを開いた。

北海道医療は、1993年10月に民間病院と自治体病院など医療等関連労働者が結集し労働条件の改善、情報交換や交流をめざし設立してから20年を迎える。これを記念する20周年レセプションを前にナースアクション全道総決起集会を開いた。

集会には71人が参加し、昨年の看護職員の労働条件改善を求める署名の集約報告とその成果(2013年2月、厚労省は医療従事者の雇用の質を向上させる取り組みを発表した)を確認し、社会保障制度改革国民会議の結果と医療・介護政策の動向を学習した。また、街宣行動にむけ勤務の過酷さや人員不足を訴える手づくりのポスターを作成した。初めは何を書いていいのか困惑していた参加者も、グループ内での議論が進むと、夜勤回数や超過勤務の実態、過酷な労働が患者にもたらす影響など、多くの声を記入した。

 

 

街宣行動は札幌地下歩行空間「憩いの空間」で行った。

初の試みとして、通行人に私たちの訴えに対する賛同の思いを「花のシールを木に貼る」という行動で表現してもらった。約1時間の街宣行動で130以上の思いを頂いただけでなく、たくさんの励ましの言葉も頂き、地域との交流が図られた。

 

 

 

 

 

18時から開かれた北海道医療結成20周年記念レセプションは、京王プラザホテル札幌で開かれ。木村元全国医療議長や北村北海道医療元議長をはじめ北海道医療の設立から発展を支えた歴代の議長、事務局や連合北海道や自治労道本部、北海道医療加盟団体の組合員64人が参加し、旧友を温めた。

 

 

 

最後に地区医療の運動の活性化や道央などの地区医療の設立にむけた要望と多くの参加者から賛同を得て、中村議長の発声で団結ガンバローで今後の発展を誓い合った。