「新基地建設を撤回させ、辺野古の海を守ろう!」5.15沖縄平和行進
掲載日:2018.05.22
5月13日、沖縄県・宜野湾市において「復帰46年 5.15平和とくらしを守る県民大会」が開催され、国内外から3,500人(北海道団29人)が参加した。
主催者を代表してあいさつをした沖縄平和運動センター・山城博治議長は「辺野古新基地建設への土砂搬入が6月にも行われるかもしれない緊迫した状況と、安倍政権の改憲で再び戦争の足音がする中、平和への決意を固める平和行進になった。宮古島や八重山の自衛隊強化も含めた戦争政策や基地強化に反対し、全国の仲間と手を取り合って進んでいきたい」と訴えた。
また、フォーラム平和・人権・環境の藤本泰成共同代表は「政府は辺野古新基地建設を強行しているが、海兵隊は米軍の中でもいまや必要の無い軍隊だ。その生き残りのための基地建設であり、県民をバカにしている。この政治の闇を脱するのは私たちの力だ。明けない夜はない」と呼びかけた。
その後は、辺野古闘いの報告や韓国・済州島からの連帯の後に、政府の戦争政策や憲法改悪に抗しアジア近隣諸国、そして世界平和のために闘い抜くことを決意する「5.15平和とくらしを守る県民大会宣言」を採択し、最後に、山城博治議長の「ガンバロー三唱」を行い終了した。
また、「平和とくらしを守る県民大会」に先立ち、5月11日~13日にかけて沖縄県内で実施された「5.15沖縄平和行進」には、3日間で延べ5,400人が参加し、南部コースは平和祈念公園から、北部コースは辺野古ゲート前からそれぞれ宜野湾海浜公園をめざし行進した。北海道団が参加した北部コースは、辺野古ゲート前を出発し、キャンプハンセン(金武町)や嘉手納空軍基地前でのシュプレヒコールを行った。最終日には、普天間飛行場(宜野湾市)を南北両コース参加者が包囲して「普天間基地を即時閉鎖しろ!」「オスプレイ配備を撤回しろ!」など、抗議行動などを行った。