「特定秘密保護法」凍結・廃止に声を上げ続ける=第37回 紀元節復活反対2・11道民集会
掲載日:2014.02.20
靖国神社国営化阻止道民会議主催の「第37回紀元節復活反対2・11道民集会」が、2月11日に札幌市・さっぽろ芸術文化の館でが開かれ、500人が参加した。
はじめに、主催者を代表して、札幌北交教会・後宮敬爾さんが「戦時中、若者が戦争を支持した。心を育て、表現の自由をおさえる。思想を国家として制御する国家の恐ろしさ。子どもたちの心を守り、育てることが必要」とあいさつした。
続いて、「『99%の戦争支持・協力者と1%の戦争批判・抵抗者』国民はどのように戦争に熱狂したのか、戦争をどうして阻止できなかったのか」と題し、荻野富士夫・小樽商科大学教授が講演した。荻野教授は「戦時中、軍に拘束され暴行を受けることが分かっていても、戦争に反対する人が少数いた。表現の自由があれば、たくさんの人が抵抗することができたはずだ」と述べ、「戦争を阻止できなかったのは、当時の政府が『治安立法による表現の自由の抑制』、『公教育の権力統制による国民意識の画一化』を行ったためだ。また、軍機保護法・国防保安法は、国民の言論の自由を抑圧した法律で、特定秘密保護法と同じものだ」と訴えた。最後に「軍機保護法から国防保安法制定に向け4年間段階的に行った。しかし、安倍政権は、特定秘密保護法をわずか1カ月余りで一気に制定を強行した。断じて認めることはできない。凍結・廃止にむけ声を上げ続けるべきだ」と呼びかけた。
その後、自治体首長要請文、集会宣言を採択した