参院選に勝利し、多くの国民の声を安倍政権にぶつける=『憲法施行69周年!「安保関連法」廃案&守ろう憲法集会』
掲載日:2016.05.10
憲法施行69周年となる5月3日、札幌市内で『憲法施行69周年!「安保関連法」廃案&守ろう憲法集会』が開かれ、1,200人が参加した。
山木・道平和運動フォーラム代表は「憲法が施行されて69年目を迎えた。日本の憲法は、世界が評価する誇るべきもの。憲法改正論議は国内問題ではなく、国際的な問題として考えるべき。日本が憲法の平和条項を改正すれば、日本の国際的な信用を損ねることになる」と述べた。また、「5月末には、千歳基地から南スーダンに自衛隊員が派遣されるが、隊員や家族の不安に寄り添い、戦争法を廃案に追い込むまで決して行動の手を緩めず、対応していこう」と呼びかけた。
最後に「先に行われた5区補選で、互角の戦いをしてきた事実は、立憲主義を無視し続ける安倍政権にくさびを打ち込んだ。全国2000万人署名をはじめ、参院選に勝利し多くの国民の思いや声を安倍政権にぶつけていく」と決意を述べた。
戦争をさせない北海道委員会の呼びかけ人の、岩本一郎・北星学園大学教授は「安倍首相は日本にとって大切なものである、平和主義と立憲主義を捨てて立憲国家を放棄しようとしている。人権を破壊する憲法改憲を決して許してはならない。私たちは民主主義を、憲法をあきらめずにたたかおう」と呼びかけた。
結城洋一郎・小樽商科大学名誉教授は「5区補選のたたかいは地域や選挙区を越えて、たたかうことで『新しい選挙モデル』を構築することができた。池田まきさんとともに、たたかう仲間の一員だったことを誇りに思う。私たちは、平和を守るたたかいを決してあきらめず、『新しい選挙モデル』を日本全国に広め参院選、次の衆院選に引き継いでいく。戦後70年間続いた平和を守るため、誰ひとり置いてきぼりにしない社会をつくっていこう」と呼びかけた。
池田まきさんは「5区補選では、全国で初の統一候補としてたたかった。たくさんの応援に感謝。無所属という大きなハンデを乗り越え、あと一歩までたたかうことができたのは市民の力であり、真に平和を求める大きな力だった。今回のたたかいをつうじて、市民の力が全国に拡がった。これを確実な力にして次は必ず勝利する。今年の参院選や次期衆院選、3年後の統一選と大きな転換期にある。自民党の改憲草案は考えられないような内容。このまま数の理論で突き進むのを何としても阻止しなければならない。今ある憲法がすべての人に守られるように、今後も活動を続ける。みなさんと本当の平和をつくっていこう」と述べた。
集会後は、戦争法はいますぐ廃案!戦争する国絶対反対!と声を上げながらデモ行進した。